泡抜きとしての活用

普段の仕事で研磨作業を行っているので、真空ポンプは欠かせない存在になっています。
どのようにして真空ポンプを活用しているのかですが、私の場合は【脱泡】作業に用いています。
普段の仕事では、依頼主からお預かりしたサンプルを内部構造等を調べるなどの目的で、断面から観察してみたいという要望があると研磨を行うことがよくあります。
研磨を行う際にはサンプルをそのまま削っていくのが一番効率的なのですが、サンドペーパーとサンプルが擦れ合って削れていく過程で、
サンプルに細かいパーツが色々と付いている場合などには削られる時の衝撃でパーツが取れてしまうことがあります。
これを防ぐため、サンプル全体を樹脂で覆って固めてから研磨を行うことで細かいパーツの脱落を防ぐことができます。

使用する樹脂には、2種類の液を混ぜ合わせると固まりはじめる性質があるのですが、混ぜるときに泡が数多く発生してしまうことがあります。
泡が残ったままの液でサンプルを覆ってあげようとしても、泡が邪魔をしてサンプルの細かい隙間までしっかりと液が浸透していかなくなってしまいます。
この時に、混ぜ合わせて泡が発生してしまった液を真空ポンプをつないだ容器の中に静置し、真空引きしてあげることで、液の中に発生してしまった泡を脱泡してあげることができます。
こうして脱泡した後の液でサンプルを固めると、隅々までしっかりと覆ってあげることが可能になります。

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